神は細部に宿る?

展示会が始まった。

今回の展示会については、いろんな思い入れの入った展示会となりました。

 

準備段階から、いろいろな感情が湧きながらも、成功に向けて気持ちを集中しながら準備をすすめていました。

そして展示会の初日、朝礼から気持ちが思いっきり入っています。

いままで何度も展示会を行ってきましたが、今回は、いろんなことが思い出されます。

はじめて、展示会に参加した時の緊張感。そして、そのリーダーの怖さ。

怖さと言っても怒ったり叱ったりするから怖いのではなく、細部にまで心配りをしたうえでの行動に対して怖さを感じたのを思い出したのです。

そのリーダーは企画系の担当者で、展示会では営業がメインとなり、リーダーシップを発揮し、いかに売り上げにつなげることができるのかなので、本来は営業の責任者がリーダーの方が向いているように思っていたのですが、そのリーダーと話をしているうちに、なぜそこまで展示会に一生懸命になるのかについての話を教えてくれました。

 

普段いくら良い企画でよい商品を提供しても、売れるのか売れないのかは営業担当者次第となり、良い商品・良い企画がかならずしも売上と比例しない。

心を込めて企画している側の人間としてはもどかしさがある。しかし、展示会では直接お客様の反応に触れることができる。その機会をとても貴重だと言っていた。そして、その反応を知ることを楽しみにさえしているように感じた。

 

そんなことを思い出しながら、自分の行動のひとつひとつに意識が集中し、いつもなら「これぐらいで十分だろう」と思うような時でも、もうひと手間をかけている自分がそこにいた。

なんとなく頭に浮かんできていた言葉が「神は細部に宿る」という言葉。

ひとつひとつの行動を意識することで、結果が変わってくるような気がしながら行動していき、また、その感覚を楽しみながら展示会を楽しんでいた。

 

明日が展示会の最終日、細部にまで意識を巡らせながら、楽しもうと思っています。

そして、そのことが結果に変化をもたらすことを信じて。