長所を活かす

ついつい、”改善”、”カイゼン”と、常に進化することを目指している。

PDCAを短いサイクルで回して、目標と現状との差を埋めていく。

 

仕事では、とても当たり前のこと。

これをしていなければ、給与は増えない。

なぜなら、去年より貢献度を上げないと、その上がった分の一部が自分の給与の昇給額になるから。

資本主義、自由競争の世の中では成長しないと競合相手に抜かれてしまい、現状維持では、相対的に下がってしまい、そうなると給料は下がってしまう。

 

だから”カイゼン”は絶対必要!

このようにいつも考えてきた。

 

これは間違いなく正解だと思うのだが、本当にこれでよいのだろうか?

 

 

”今”より、良くしていく?!

  ・

  ・

  ・

と、いうことは”今”は良くないってこと?!

 

これだけがんばってきているのに、がんばった結果の”今”はダメっていうことになる?!

 

これって、自分のことを認めていない・・・・・自信がもてない

 

 

自分のことだけでなく、

仕事ではチーム全体で改善策を考える。

  ・ 

  ・

  ・

それってチームのメンバーがダメっていうこと・・・?!

 

 

カイゼンって、だれかを批判していることと同じかも・・・

 

チームや社内のメンバーを批判なんかしたくない!

そう思っていたのに、知らず知らずのうちに、批判していたなんて!

今日、突然そんなことが頭に浮かんできた。

 

では、有名なトヨタ自動車カイゼンも批判することが根底にあるのか?

トヨタカイゼンの本は何度が読んだことがある。

その中に、カイゼンとは、だれかを批判することとは書いていなかった。

当たり前のことだけど。

 

改善する対象が、人ではなく、行動? 

行動にのみフォーカスをあて、

行動を変化させることで進化していく。

 

 

明日から、カイゼンすることを目指さず、今それぞれが頑張っていること、貢献できていること。そのことに対して感謝すること。苦手なことは得意なひとにやってもらい感謝する。

簡単に言うと、それぞれの長所を活かすってこと!

 

そんな循環に浸れるように明日から少し意識してみようと思う。

 

 

今日はここまで