美術展の面白さについて

伝えたいこと: 美術展の面白さ

伝えたい相手:絵画のどこが面白いのかわからないと思った人へ




昨日このブログで興味のないことをやってみるということについて書きましたが、自分にとって絵画を見るということは全く興味のわかないことでした。


今年中に行くぞと決めてはいたもののどの美術館に行けば良いのか全く想像もつかない状態でしたが、ある時テレビで流れていた番組を見て美術展を決めました。その美術展がこちらです

フェルメール光の王国展」という、絵画の現物ではなく、リ・クリエイトという今の技術を使って再創造するというものでした。


http://www.re-create.gallery/vermeer2015kyotogion/



その時たまたま行った美術展が本物ではなく再創造されたものであったことが自分が絵画に興味を持てる行かけになったのではないかと思っています。

一般的な美術展ではいろいろな作品が集められているのですが、最初に行った「フェルメール光の王国展」では、フェルメールの作品だけを展示されている美術展でした。本物をそんなにたくさん集める事は不可能なのですが、本物ではないおかげで一度に1人の画家の作品を見ることができたのです。

また一度にまとめて見れただけではなく、現物の良さを再創造するためのこだわりが随所に書いてあったのも絵画に対する自分の理解を深めることにつながりました。


またフェルメールの本物の絵画がすぐ近くの美術館で展示されていて、リクリエイト作品を見た後に本物の絵画を見れると言うとても恵まれたタイミングで絵画に接することができたこともとても幸運だったと思っています。



自分の考える絵画の面白さとは、まずは何も知識を入れずに美術展に行ってみること、そして何も考えずに1枚1枚の絵を見ること。その時に自分がいいなと感じた作品をメモに取っておき、家に帰ってからネット等で調べてみる。その辺を書いた作家がどんな人でどんな生活をしていたのか、他にはどんな作品があるのかそんなことをちょっと調べてみる。

それだけで良いかと思います。

そしてまたしばらくして目に入ってきた美術展に行ってみてまた同じことをしてみる、とすると違う作家の作品が目に止まったり、前と同じ作家の作品が目に止まったり、そこからいろんな発見があると思います。



書道展にも興味がないままに言ってみたことがあるのですが、意外と面白く美術館を出る前に1冊の本を買ってしまいました。



「絵画なんか興味が全く持てない」という方で、ここまで文章読んでいただいた方へ、ここまで読んでくれたと言う事は、もしかしてあなたの心のどこかに絵画に興味があるのかもしれません、ぜひ一度行ってみられてはどうでしょうか。