企業で発生する課題は、売上がすべてを解決する?!

また、最近悩んでいることについての話です。

企業では、いろいろな組織でいろんな課題が発生する。
その課題を解決しようと一人ひとりが考え、
その考えを持ち寄り、考えをさらに進めるためにミーティングや会議をする。

企業の目的は長期的な利益の最大化。

”課題”を言い換えると
利益の最大化につながらないことが”課題”ということになる。


日々、いろいろな課題に対して、考え対処をして行っているのですが、
”仮に売上が今より上がるとどうなる”と考えると、
ほとんどの課題は解決に向かうように思えてくる。

成長期の企業では、売上が毎年増えて行き、その結果いろんな課題は
解決し、さらに組織として成長していくのだろう。
話が少しそれるのですが、日本の高度成長期も同じような部分があったのでは
ないだろうか。

 

最近、PL(損益計算書)やBS(貸借対照表)を見る機会が多い。
財務諸表上でいろいろ検討してみても、売上を一定以上上げてみると
利益がでる。
当たり前すぎる話ではあるのですが。

逆に、売上を一定にして、経費を下げて利益の確保をしようとしても
なかなか、利益がでるようにならない。
さらに経費を削減しようとしても、もともとたくさんの無駄な経費が
ある場合は、削減されていることが多く、経費削減できる金額の幅はとても少ない。


そのように考えると、逆に売り上げが上がらない状況を想像すると
”売上が上がるとほとんどの課題は解決する”
この反対は
”売り上げが上がらないと、ほとんどの課題は解決しづらくなる”!
又は、
”売り上げが下がると、課題は解決しない”!!!


ダイエーの創業者の中内さんの言葉で「売上は全てを癒す」という言葉を
聞いたことがあるのですが、まったくその通りだと思います。

しかし、現実は、売上を上げ続けることはとても難しい。
だからこそ、これからも経費削減について考えるよりも
売上をどうやって上げていくのかについて考えていきたいと思う。