自信と過信

ある程度経験と実績があると、それが自信となり日々の業務を
遂行していっている。
自信をもてるぐらいの、いろいろな経験をし、また、創意工夫をし、
いろいろな課題に向き合い、それを乗り越えていくことを繰り返していくうちに
自信をもてるようになるのだろう。

 

社会人にとってそれはとても大切なことだと思いますが、
時にその自信が柔軟性を無くす原因となり、さらなる成長の機会を逃してしまうことにも。

 

今日、そんなことを考えさせられる出来事があった。

仕事の仲間のことですが、その人がそれまで10年間してきた方法について、「会社の規模を考えると
今後は変更をした方がよいのでは」とのアドバイスをもらったようだったのですが、
そのあとに、いろいろと愚痴のような話を言ってきた。
他人の愚痴は誰かが聞くことで落ち着き、そのことに向き合えるように
なることも多いので、しばらくはその人の話を聞いていたが、
冷静に話を聞いていると、そのアドバイスの内容はあまり無理なはなしではなく
どちらかというと、その通りにした方がよいと思える内容に思えてきた。
それでも、その人の話は終わらずいつまでもそのアドバイス通りにすることの
難しさやマイナス点を話し続けていた。
聞いている言い訳のように思えてその人に対して悪い評価をしてしまいそうになったのですが、
改めて考えると、だれにでもよくありそうなことで、もちろん自分も同じような
ことになってしまっているときのことも浮かんでくる。

人はついつい自分を正当化し、自分に対して否定的な指摘に対して
攻撃的になったり否定的になってしまうものだ。
自分のことについては、そうなってしまわないようにしようと思うし、
また、他人に対してはそうなってしまうことを
理解し、受け入れ、そのうえでどうして行くのがよいのかを
考え行動していこうと思う。